企業の温暖化効果ガスの取り組みについて、見せかけを排除へ。

昨年11月、COP27で国連の専門家グループが企業や自治体が
温暖化ガス排出を実質ゼロにする取り組みについて、目標達成
に向けての行動が伴っておらず、見せかけの「グリーンウオッシュ」
になっていないかを見極めるための提言を公表している。

提言では、企業や自治体に詳細な排出削減計画を示すこと、
サプライチェーン全体の温室効果ガス排出を減らし、進捗を公表
することを求めている。

また、自らの排出を減らしたかのように見せる排出枠の購入には
「安易に頼るべきではない」として、具体的なアクションで実質的
な効果を出すよう求めた。

今後の金融機関の融資や取引の選定基準になる可能性があり
規制を待って動くのではなく、自主的に準備していく必要がある。